海外旅行にクレジットカードは必須。これがなくては始まりません。でも、タイでクレジットカードを使うにあたっては、ちょっとした注意点があるんですよ。
タイではレストランならどこでもクレジットカードが使える、というわけではなく、受け付けてもらえないカードもあったりします。超有名店であっても「現金オンリー」というお店がある一方で、小さなカフェで普通にクレジットカードを使えたり–。
そこで、タイでクレジットカードを使う上での注意点をまとめてみました。
クレジットカードを持っていくならこの3種類

私はVISA、マスター、JCB、アメリカンエキスプレスの4種類のカードを持っていまして、メインに使っているのはアメリカンエキスプレスカードなのですが、これはタイでは非常に使い勝手が悪いです。「アメックス?使えません」というお店が多いんですよ。
確実に利用できるのはVISA、マスターの2種類。次いで、JCBカードとなります。アメックスは日本のカードであるJCBよりも使えるお店は少ないです!(いったい何度利用を断られたことか‥)。
持っていくなら、VISAかマスター。この2つがなかったらJCB。アメックスは予備と考えた方がいいです。
カフェでも使えるクレジットカード
タイは、カード社会の国から旅行に来ている外国人が多いせいか、小さな店でもクレジットカードを使う人が目立ちます。で、実際、使えるお店が非常に多いんですね。例えば
- スターバックス
- オーボンパン(Au Bon Pain) スタバと同じようなアメリカ発のカフェチェーン
- マクドナルド
- ケンタッキーフライドチキン
のような全国展開しているチェーン店ではほぼ利用できます。「ほぼ」と書いたのは店によって異なるから。スターバックスも広くてきれいなお店ばかりとは限りません。小さくて案外しょぼい店もあり、そうした店では使えない可能性もあります。
それから最低金額を設定しているお店もあります。「300バーツ以上なら使えます」とかね。
なので、もし現金の持ち合わせがないけれど、どうしてもクレジットカードでカフェやファーストフードを利用したいというときには、事前にスタッフに聞いてみるのが一番です。カードを見せて「OK?」と言えば通じます(タイ語で言うなら、カードを見せつつ「チャーイダイマイ?」)
あの超人気店はクレジットカードの利用不可?
タイに出かける日本人観光客の間でもっとも有名なレストラン、といえば、おそらくここが筆頭に挙がるのではないでしょうか。海鮮中華料理店のソンブーンです。
プーパッポンカリー(蟹のカレー炒め)で大人気のお店ですが、なんと、いくつかの店を除いて、クレジットカードは使えません。現金あるのみ!
いまバンコク市内にはソンブーンのお店は7店あります。でも観光客で一番人気のバンタットン本店も、やはりいつも大賑わいのスラウォン店もクレジットカードは利用不可なんですよ。
ソンブーンはけっこう高いですからね。予算として一人あたり2000円〜3000円は見ておいた方がいいので、現金をしっかり用意しておくことをおすすめします。
ただし、ショッピングモールの中に入っているソンブーンであればクレジットカードを利用できます。具体的には以下の3店。
- セントラルエンバシー店(BTSプルンチット直結のセントラルエンバシー5F)
- サムヤン店(MRTサムヤン駅直結のチャムチュリスクエア1F)
- サイアムスクエアワン店(BTSサイアム駅直結のサイアムスクエア4F)
味はどこも変わりません。変わるという人もいるけれど、個人的には「どこも同じじゃん」という印象^^; お財布を気にして注文するのは楽しくないので、手持ちがあまり多くないというときにはショッピングモール内のお店へ行きましょう。
人気ソムタム専門店もクレジッドカードが使えないってホント?
サイアム地区に、タイの若い子たちに大人気のソムタム専門店があります。ソムタムヌアというお店で、サイアムセンター(ショッピングモール)の中にも支店があって、ガイドブックでは頻繁に紹介されている有名店ですが、実はここもクレジッドカードが使えません。
ソンブーンと違ってとっても庶民的な価格のお店なので、一人1000円もあればじゅうぶんお腹がいっぱいになります。なので、そう懐が痛むことはないですが、「クレジットカード利用不可」ということは知っておきましょう。
ついでにいうと、ソムタムヌアはとても美味しいです。種類豊富なソムタムだけでなく、鶏の唐揚げも絶品。タイ人もみんな頼んでます。ソムタムと唐揚げを食べつつ、イサーン風スープを飲んでカオニャオ(餅米)をいただく。一度体験するとやみつきになりますよ。
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以上、クレジットカードを利用する際の注意点でした。なお、万が一紛失したときのことを考えて、私がおすすめするのは、クレジットカードの両面をスマホで撮影しておくことです。番号も使用期限も、なくした際の問い合わせ先もここに出ているので、確実です。ただスマホをなくしてしまったら元も子もないので、撮影した画像はクラウドに飛ばしておきましょう。なくした!と思ったらすぐに次の手を打つ。これが最良の対策です。