タイを旅行中に口内炎できたらつらいですよね。辛い料理も楽しくなくなります。
口内炎は治るまでに数日から1週間かかりますから、旅行中に完治するのは難しいかもしれませんが、即効で治らなくても薬をつけて食事すれば、痛みもやわらぎますよ。
口内炎と言えば日本では「ケナログ」が定番でしたね。残念ながら採算が採れないと発売中止になってしまいました。でもタイには同じ成分の薬が販売されています。
この記事で紹介する薬は、どの薬局でもどれか1種類は在庫があると思います。
口内炎を表す英語はmouth ulcerですが、通じにくいので薬の画像を見せるのがはやいですよ。
目次
口内炎のキズをふさぐ薬3種類
3種類はどれも水に触れて固まる性質です。患部の水分を拭き取ってから薬をつけ、水でうがいします。指についた薬はティッシュペーパーで拭き取ってください。
Trinolone(トリノローン) 5g

成分:トリアムシノロンアセトニド
約40バーツ
主成分はケナログと同じですがミントの香りですーすーします。
紹介している3種類の中ではいちばんすーすー度が高いです。
※トリアムシノロンアセトニドはステロイド剤の一種です。
紹介する薬の中では最安値です。
Kanolone(カノローン) 5g

成分:トリアムシノロンアセトニド
約100バーツ
これも主成分はケナログと同じですがスースーする添加物が入っています。
ケナログ(Kenalog)のジェネリックっぽい名前ですね。
※トリアムシノロンアセトニドはステロイド剤の一種です。
Solcoseryl(ソルコセリル) 5g

成分:幼牛血液抽出物
約100バーツ
成分を見ると驚きますが、日本では皮膚のやけどや潰瘍の薬として処方されています。皮膚細胞の再生を活性化する、ということでソルコセリルが含まれた美容クリームもあるらしいです。
塗った感触はKanoloneとほぼ同じ。すーすー感も同じです。
タイの歯医者さんでは歯肉炎や歯茎の切開などのときに処方されます。
その他おすすめの薬2種類
傷口をふさぐ作用は弱いですが、痛みを抑える口内炎の薬を紹介します。
bonjela(ボンジェラ)15g

サリチル酸コリン
約100バーツ
他の3つより大きめのチューブで、透明のジェルタイプ。抗炎症作用、鎮痛作用があります。
しかし、しみます。
なぜこれを傷口に使うのか分からないくらいしみます。
bonjelaはイギリスでよく使われる薬だそうです。イギリス人は痛みに強いんでしょか。
しみた後は、しだいに痛みが和らぐ気がしますが、塗った直後の痛みに耐えられる人向です。
アリナミンF

ビタミンB1
約30バーツ(1シート10錠)
日本では黄色の錠剤が、タイではけばけばしいピンク色で販売されています。1シート10錠から買えるので、ビタミンB1を補うのに飲んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、総合ビタミン錠はサプリとしてドラッグストアで販売されていますが日本より割高です。
まとめ
タイの薬局で手に入る口内炎の薬を紹介しました。口内炎はほんとに痛いので早く対策しましょう。
タイで買った口内炎の薬を旅行中に使い切ることはないかもしれませんが、発売中止になったケナログの代わりに日本に持ち帰っても活躍できそうですね。