タイでは日本みたいに1年365日、いつでもお酒が買えるわけではありません。買えない日が決まっているし、買えない時間帯も設けられています。
コンビニでちょっとビールでも買って、ホテルで飲もうか–と思っても、日にちと時間によってはそれができないということもあるのです。以下、タイでお酒が買えない日時をご紹介します。ご参考までに!
仏教関係の祝日にはお酒が買えません!
タイは仏教徒が圧倒的多数派の国。信心深いタイ人が多いので、仏教関連の祝日にはお酒はご法度なのです。
具体的には以下の祝日がお酒購入不可の日です(2017年のカレンダー)。
- 2月11日 万仏節 マカブーチャ
- 5月10日 仏誕節 ヴィサカブーチャ
- 7月8日 三宝節 アサラハブーチャ
- 7月9日 入安居 カオパンサー
- 10月5日(木)出安居 オークパンサー
以上は2017年の設定です。旧暦にもとづいているため、毎年日付が変わるので、ご注意を!
王様や王妃様の誕生日にはお酒は買える?
ラマ9世は2016年秋に亡くなり、現在はラマ10世が王位を継承しています。王室に寄せるタイの人々の尊敬の念は厚いため、お酒も購入不可、のように思えますが、さにあらず。
- 7月28日 国王誕生日
- 8月12日 王妃誕生日
- 12月5日 父の日(前国王誕生日)
王室関連の祝日にはお酒は買えないこともありません。という微妙な表現になっているのは、販売を自粛している店もあるためです。が、ほとんどの店では購入可能。お酒は買える、と考えていいと思います。

1年365日、この時間帯はあきらめよう
祝日であろうと平日であろうと、タイでお酒が買えるのは、以下の時間帯のみです。
11:00-14:00 もしくは 17:00-24:00
この時間帯以外はアルコールの購入は不可能です。お酒の専門店はもちろんのこと、スーパー、コンビニ、百貨店などのお酒売り場にはスクリーンがおろされたり、カバーをかけられたりして、お酒が買えないようになっています。
買えない時間帯であっても何も目隠しをしていない売り場も見受けられますが、買おうとすると売り場に立っている販売員から制止されます。仮に、販売員の目をすり抜けて、棚から勝手にお酒を持っていってレジで精算しようとしてもそこでストップされるのがオチ。
お酒を買うなら、必ず11:00-14:00 もしくは 17:00-24:00にお店に行きましょう。
選挙や国民投票の前日も購入不可
面白い試みですが、タイでは選挙の前日にはお酒が買えません。お酒を飲みすぎて翌日投票に行かない、などという事態を防ぐための措置のようです。
国民投票の前日も同様です。
総選挙が2018年には実施されそうなので、この年にタイに行く予定のある方でお酒を購入する計画がある方は要注意。情報を事前に確認しておくといいでしょう。