バンコクの空港に到着した途端「ぼわっ〜と」暑さを感じますね。
タイは暑いし湿度も高いので、日本から旅行に来ると「あせも、皮膚炎・湿疹・かゆみ・かぶれ」など肌のトラブルが起こりやすくなります。
肌のトラブルはタイ人も同じらしく薬局には数多くの薬が発売されています。
この記事では、湿疹やかゆみがひどいときにバンコクの街の薬局で買える薬を紹介します。
紹介するのは、ステロイドの入った薬6種類と、抗ヒスタミンのクリーム1種類です。
タイの薬局で相談するとほとんどステロイドが入ったクリームを勧められます。ステロイドは使いたくない、という人は抗ヒスタミン入のクリームを利用するといいでしょう。
価格は薬局によって少しずつ違います。
薬屋さん選びはこの記事を参考にしてください。
目次
抗ヒスタミンのクリーム
この記事で紹介する薬で唯一「ステロイドを使っていない」製品です。
Systral Cream

価格:135バーツ
花粉症やじんましんに使われる抗ヒスタミン剤を使ったクリームです。
多少石鹸臭いようなニオイがありますが、さらっとしています。
成分はクロルフェノキサミン。
日本で市販されている薬には「レスタミンコーワ軟膏」があります。成分は違いますが、同じ抗ヒスタミンの成分を使っています。
ステロイド入クリーム
ステロイドのクリームは、強さによって日本では5段階に分けられています。
1.最も強力、2.かなり強力、3.強力、4.中程度、5.弱い
この記事で紹介しているのは2(かなり強力)、3(強力)、4(中程度)です。
SANOCORT-Aクリーム

価格:100バーツ
ステロイドの強さ:3(強力)です。
伸ばしやすく使いやすいクリームです。
成分:トリシノロンクリーム
日本で販売されている同じ成分の薬は処方箋薬にあります。
日本の処方箋薬:レダコート軟膏
Betji-Cortクリーム

価格:100バーツ
ステロイドの強さ:3(強力)です。
べとつきませんが少し膜がはった感触になります。
成分:トリシノロンクリーム
SANOCORT-Aと同じ成分です。
Diprosoneクリーム

価格:145バーツ
ステロイドの強さ:3(強力)
米国に本社があるMSD社の製品です。
成分:和名:ベタメタゾン吉草酸エステルクリーム
日本の市販薬にも同じ成分の商品があります。
ベトネベートN軟膏AS(市販薬)
リンデロンV軟膏(処方箋薬)
Sanobet-N

価格:100バーツ
ステロイドの強さ:3(強力)
Systral Creamと同じような石鹸臭い香りです。
私が愛用(?)しているのはこれです。というのは、値段が安くてそれなりに効果があると思うからです。
ちなみにこれ、日本で同じような成分のものを買うと1000円ぐらいします。ネット通販では2000円〜3000円で売っているところもあります。
タイで買った方がずっとお買い得ですよ。
成分:ベタメタゾン吉草酸エステルクリーム
ネオマイシン(抗生物質)
日本の同じ成分の製品は見つかりませんでしたが、ステロイド+抗生物質のクリームは日本でも何種類か発売されています。
Synalar-Nクリーム

価格:100バーツ
ステロイドの強さ:3
成分:フルオシノロンアセトニド
ネオマイシン(抗生物質)
類似成分の日本の市販薬
フルコートf(フルオシノロンアセトニド+フラジオマイシン硫酸塩(抗生物質))
Elometクリーム

価格:150バーツ
ステロイドの強さ:2(かなり強力)
Diprosoneクリームと同じくMSD社のクリームです。ドラッグストアBootsで相談するとこの製品を勧められることが多いかも。
クリームが伸びにくく、ニオイが気になります。少しかび臭いニオイなんです。
成分:モメタゾン
日本ではフルメタという処方箋薬が同じ成分です。大手メーカーだからか、値段がちょっと高め。
以前はよく使っていましたが、コストパフォーマンスがあまり良くないし、ステロイドも強いので、いまは使っていません。
いま愛用しているのは、Sanobet-Nです。これはおすすめですよ。
繰り返しますが、タイで買うとお買い得。タイに来る機会があって、よくかぶれや湿疹ができるという人は、買い置きしておくといいと思います。
